

ご挨拶
第5回心臓リハビリテーション学会関東甲信越地方会は2020年11月28日土曜日に完全web形式で開催することになりました。
テーマは「心疾患治療としての心臓リハビリテーション、再認識」としました。生活習慣のゆがみを原因とする心疾患は相変わらず増加しており、これが最終的に高齢者心不全になることを考えると、その最初の段階を制御することは喫緊の課題です。重篤化する前の安定した時期の心疾患に対する治療と進展予防は心臓リハビリテーションに与えられた任務です。
そこで、今回の学会では、新しい時代に即して運動療法、食事療法、生活習慣の改善がどのように行われているのか、どのようにするべきなのかをみんなで考えていきたいと思います。
地方会レベルの予算枠でのWebシステムですので、学術会議総会のような自由なディスカッションはできません。一方的な意見表明の場になってしまいますが、officialな場であることに変わりはありません。2020年11月の時点で自分はこう述べていたということが記録され、後世になり、新しい治療概念の祖と言われることになるかもしれません。自由に発表の場を使って下さい。データになっていなくても、症例ベースで「こう思う」という議論でも構いません。地方会ですから、肩ひじ張らずにリアルワールドの報告ができる場にしたいと思います。
群馬県立心臓血管センター主催の地方会となりますので、on demandの発表で、「群馬の心リハ」というコーナーを設けます。前橋まで足を運ばなくても、当院の心リハをバーチャルに見学できるようにしたいと思っています。
では、皆様のご参加をお待ちしております。
2020年8月27日
会長 安達 仁
群馬県立心臓血管センター 副院長